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野田洋次郎、初主演作の映像解禁、手塚治虫の幻の作品「トイレのピエタ」とは

映画 2015年3月5日

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野田洋次郎演じる、園田宏

引用元:トイレのピエタ – 公式WEB

人気バンドRADWIMPSのボーカル野田洋次郎さんが主演を演じる、映画「トイレのピエタ」の予告映像がYouTubeで公開されました。

6月6日(土)に公開となるトイレのピエタは、漫画の神様「手塚治虫」が亡くなる直前までつづっていた病床日記をもとに作られたもの。監督を務める松永大司さんによって脚本・映画化された、完全オリジナルストーリーです。

また、主題歌には野田さんが書き下ろした新曲「ピクニック」が決定しており、予告映像の中でその一部が公開となっています。

また上映劇場にて、3月21日(土)より、映画のビジュアルを印刷した特別鑑賞券の販売が決定。購入者特典としてポストカードもプレゼントされます。

作品のテーマ「生命の尊さ」

まずは、どんなストーリー?

画家の夢を諦め、無為な日々を過ごす園田宏(野田洋次郎)に突然の余命3ヶ月の宣告が。ストーリーは、目の前に現れた女子高生の真衣(杉咲花)との間に繰り広げられる「もっとも純粋で痛切なラブストーリー」。手塚作品が掲げるテーマでもある「生命の尊さ」を題材にした作品です。

手塚先生が残した、幻の作品「トイレのピエタ」

病室でもペンと原稿用紙を手放さなかったという手塚先生は、最期にこう記しています。

「今月素晴らしいアイデアを思いついた! トイレのピエタというのはどうだろう。ガンの宣告を受けた患者が、何ひとつやれないまま死んでゆくのはばかげていると、入院先のトイレに天井画を描き出すのだ。彼はミケランジェロさながらに寝転びながらフレスコ画を描き始める。彼はなぜこうまでピエタにこだわったのか。浄化と昇天、これがこの死にかけた人間の、世界への挑戦だったのだ」1989年1月15日(日)、手塚治虫最期の日記より

手塚治虫 最期の日記

引用元:3019 手塚治虫トイレのピエタ – 漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

本編中重病に苦しむ宏が、一度は諦めた「画」をトイレの天井に描く、最も重要なシーンに再現されます。

日本の漫画の神様「手塚治虫」先生が亡くなられたのは、今から25年前1989年2月9日(木)です。

漫画の神様「手塚治虫」

手塚治虫は1928年大阪府豊中市に生まれ日本の漫画家、アニメーター、アニメーション監督です。

戦後日本で、ストーリー漫画という新しいジャンルを築いた、アニメ・漫画の開祖として知られています。1963年、国産初のアニメ「鉄腕アトム」を制作し、多大な影響を与えました。

手塚先生が残した作品は、実に500タイトル15万枚!

第2次世界対戦、戦時中も漫画を描きまくっていた程。

手塚先生にとって漫画は「生きていないものに生命を吹き込むこと」であり、空想が実現できる場所。得意なジャンルはSFとされています。

手塚治虫先生のすごさがわかるストーリー

ファンだけでなく、同じ漫画家からも「神様」という圧倒的な存在として知られていました。手塚先生にまつわるエピソード。

「ドラえもん」藤子・F・不二雄

漫画家を志すきっかけとなった作品は、若干19歳の手塚少年による作品「新寶島」。本屋で立ち読みした本名・藤本先生が感銘を受け、手塚先生宛に手紙を送ったところ、奇跡的に本人から返信が!「ドラえもん」生みの親、伝説の漫画家「藤子・F・不二雄」誕生、人生の岐路になった出来事です。

藤子・F・不二雄へ当てた手紙

引用元:細かい部分まで凝りに凝った藤子・F・不二雄ミュージアムの写真いろいろ – Gigazine

「AKIRA」大友克洋

1988年、手塚先生より同業者の立場として絵柄を評価、26歳年下の大友先生をライバルと称されました。大友さんの作品の魅力は迫真力、仕掛け、SF感覚にあるのだそう。

講談社発行の漫画雑誌「週刊ヤングマガジン」で10年間連載されたAKIRA最終巻のあとがきより。

AKIRA 第6巻 あとがき

引用元:AKIRA第6巻あとがきより 編集部私物

野田洋次郎、決断の理由に「他人とは思えなかった」

これまで音楽活動に専念、メディアでの露出は極めて少ないとされてきたので出演交渉は難航を極めるかと思われましたが、脚本を見た後出演を決断。さらに、この映画の為に野田さんが描き下ろしたソロ曲「ピクニック」が演出を盛り上げます。

幻の作品は、2015年天才音楽家・野田洋次郎で実写化

ピエタ像- ミケランジェロ

引用元:ピエタ(ミケランジェロ)- Wikipedia

漫画の神様が最期に残した幻の作品は25年の時を経て「トイレのピエタ」として、監督の松永さんがメガホンを撮り映像化。実際には描かれなかった手塚先生のピエタがスクリーンでどのように再現されるのか、注目が集まっています。

また、恋愛観や死生観を歌う主演の野田さんは、多くの若者たちから熱烈な支持を得ており、音楽界の最重要人物。漫画の神様が残した幻の作品は、天才音楽家の実演によって生命が吹き込まれます。

手塚ファン、RADファンのどちらも楽しめそうな作品です!

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