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「終焉の画家」ベクシンスキーが描く退廃の世界観

イラスト 2015年5月25日

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引用元:Zdzislaw Beksinski

死、絶望、破損、廃退、廃墟、終焉……
一貫して不気味な作品を遺したことで知られるベクシンスキーをご紹介します。

「終焉の画家」ズジスワフ・ベクシンスキー

ベクシンスキーは1929年、ポーランド出身。第二次世界大戦ではナチスドイツ軍のポーランド侵攻を経験します。

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引用元:Zdzislaw Beksinski

工業大学で建築設計学部を学んだベクシンスキーは建築現場監督を仕事にしますが、後に芸術家へ転身。初個展で出展した作品全てに買い手が付くなど、すぐにポーランドの近代芸術家として認知されます。

退廃的な世界観

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引用元:Zdzislaw Beksinski

作品にはどれもタイトルが付けられておらず、退廃的な独特の作風で「終焉の画家」と称されるベクシンスキーですが、本人は人当たりが良く、人との会話を好んだことでも知られています。

漫画への影響

アニメ「シドニアの騎士」の作者「弐瓶勉」氏は、ベクシンスキーと同じく建築出身。弐瓶勉氏の原点、漫画「BLAME!」では、圧倒的な建築と人物の対比や、退廃的な世界観など、ベクシンスキーの影響が垣間見られます。(同作にはベクシンスキーに影響を受けたと思われる人物名も登場します)

BLAME!

引用元:BLAME!(8)弐瓶勉(投稿者私物)

画家としての晩年

生前から高い評価を得ていたベクシンスキーですが、1998年に妻を病気で、翌年1999年には鬱病による自殺で息子を亡くしています。2005年、ベクシンスキーは自宅で若者2人に刺殺され亡くなりました。パトロンだった友人の息子らによる犯行だったと報道されました。

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