DESSART CLUB

【江戸のダンディズム】彫金・蒔絵・螺鈿が施された持ち物で競い合った男たち

カルチャー 2015年6月6日

このエントリーをはてなブックマークに追加
edo-dandysm

引用元:江戸のダンディズム – 根津美術館

意匠を凝らした持ち物で男たちが鎬を削った江戸時代

戦乱の世が終わった江戸時代、刀や拵(こしらえ)は男性の身分や教養を示す「こだわり」として位置付けられました。

拵は柄(つか)・目貫(めぬき)・鍔(つば)・小柄(こづか)・笄(こうがい)・鞘(さや)などに、季節の動植物や故事にまつわる多彩な主題を置き、持ち主の趣向をあらわしました。

彫金(ちょうきん)・蒔絵(まきえ)・螺鈿(らでん)などで細工を凝らし、金・銀・玉(ぎょく)・象牙に至るまで、優れた技術と贅沢な素材が使われた斬新なデザインは、職人たちもまた技を競い合いました。

稲穂雁蒔絵大小拵

daisho-koshirae

末広がりの鞘の形と蒔絵のデザインの大胆さがあいまって、奇抜な印象の大小拵である。大刀には豊かに穂をつけた稲を、小刀には羽を広げた雁を金蒔絵であらわす。刀装具は農耕図と三保松原を題材として、豊穣の秋を表現している。

引用元:江戸のダンディズム – 根津美術館

牡丹蝶図鐔 加納夏雄作

botan-chouzu-tsuba

鉄地に牡丹の花を大胆に据え、花芯を独特の立体感のある彫りと金象嵌であらわした加納夏雄(1828-1898)の傑作。牡丹の薄い花弁がそよぎ、香り立つような風情である。加納夏雄は幕末の彫金の名工であり、維新後は帝室技芸員となった。

引用元:江戸のダンディズム – 根津美術館

燕藤蒔絵印籠 原羊遊斎作

endo-makie-inrou

満開の藤の花房と燕の飛ぶ様子を金銀の蒔絵で描き、初夏の季節感をよくあらわしている。作者の原羊遊斎(1765-1845)は、江戸時代後期を代表する蒔絵師である。

引用元:江戸のダンディズム – 根津美術館

端午蒔絵印籠 柴田是真作

tango-makie-inrou

幕末明治の名工、柴田是真(1807-1891)による大型の印籠。図柄は、軒先に端午の節句の幟を立てた農家の窓から、子供を抱いた農婦が歯黒売の行商を呼ぶ姿を描く。

引用元:江戸のダンディズム – 根津美術館

江戸の伊達男を飾ったこだわりの品々が展示された「江戸のダンディズム」は、07月20日(月・祝)まで開催されています。

根津美術館「江戸のダンディズム」概要

日程:2015年05月30日(土)〜07月20日(月)
会場:根津美術館
時間:10:00 – 17:00
休館日:月曜日 07月20日(月・祝)は開館
入場料:一般1,000円/学生800円/中学生以下無料

この記事につけられたタグ

彫金 江戸 江戸のダンディズム 蒔絵 螺鈿
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

comment