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勝手に作家紹介 その3 小説家・伊坂幸太郎「グラスホッパー」他

連載・企画 2015年6月27日

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今回は趣向を変えて小説家・伊坂幸太郎氏をご紹介します。

小説家・伊坂幸太郎

文庫本1冊が淀みなく読み終えられる独特の疾走感で、映像化された作品も数多く。いま一番注目されている小説家と言って差し支えありません。
リフレインされるセリフが特徴で読後も印象に残り、また作品ごとにちょっと無駄な知識が増えること間違いありません。

また岩手県在住のためか、作品の多くに舞台として岩手県が登場。同県に思い入れがあるようです。

「グラスホッパー」

grasshopper

引用元:グラスホッパー 角川文庫

組織「令嬢(キャロライン)」に潜り込んだ鈴木と、対象を自殺させる殺し屋・鯨(くじら)、ナイフの殺し屋・蝉(せみ)、それぞれの視点が次々と変わる、読み終えるまで止められない疾走感がたまりません。

殺された妻の復讐を誓い「令嬢」に入社する鈴木は「押し屋」の犯行を目撃してしまい早くも目標を半ば達成しますが、相手に自殺させる殺し屋・鯨、ナイフ使いの殺し屋・蝉、そして押し屋。それぞれが相手の殺しの依頼を受け、交錯するクライムアクション。

自分の仕事に自責の念から次第に病んでいく鯨、大雑把ながら細かいことを気にする性格の蝉、淡々と仕事をこなす「押し屋」。殺し屋たちを中心に話が進みますが、ラストはまさかの人物による結末。
一度読み終えたあともう一度1ページ目から再確認したくなること間違いありません。

続編「マリアビートル」につながりますが、ほぼ独立しており読んでいなくても大丈夫。基本的な設定以外はほとんど重複していません。

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