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【芥川賞】ピース又吉の受賞作「火花」が早くもKindleでお買い得!

カルチャー 2015年7月26日

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hibana

引用元:火花

ピース・又吉氏の「火花」を含めたKindle作品をAmazonで購入すると、最大でポイント30%が還元されるセールが開催されています。

各方面で賛否両論が繰り広げられる受賞作「火花」

主観と断片的な情報、ネットでの批評を含めるため、予め非礼をお詫びいたします。

幼少期から文学に触れてきたというピース・又吉氏が、タレント業の傍ら執筆した「火花」。
タレント業と並行して執筆された処女作が、本年度上半期の芥川賞を受賞したことで各方面で話題になりました。

芥川賞の選考対象は無名・新人作家の純文学作品であり、また直木賞は無名〜中堅作家の大衆文芸作品(小説)です。

ネット上では「受賞に相応の純文学的な作品だ」という肯定的な意見から、「タレントに受賞させることで話題作りを狙ったんだろう」といった否定的な意見まで、賛否両論。

過去には、明らかに話題作りのためとしか受け取れないようなタレントの作品が芥川賞を受賞したことも、今回の否定的な批評を助長しているようです。

なお、2015年07月26日(日)時点のAmazonレビューでは、星5つから星1つまで、ほぼ半々。若干ですが星が多めのレビューが多いようです。

純文学的作品である、と肯定的な意見

多分これが芥川賞を取るでしょう

芸人だからっていろいろな見方がされるのでしょうけど、
この火花は純文学として十分に完成度が高いです。
以前に賞をとになった某イケメン俳優の小説とは全くものが違います。
芥川賞の候補になる価値はありますし、多分これが芥川賞を取ると思います。

これはエンタメ小説ではありませんので、普段純文学を読んでいない人にとっては
つまらない小説になるかもしれません。
ここで酷評している人たちは、最近の芥川賞の受賞作や、今回の候補作を読んだのでしょうか?
それらに比べて、そんなに劣っていると思ったのでしょうか?
私は今回の候補作は全部ではありませんが読みました。
それらと比べても決して遜色がない作品だと思います。

引用元:火花

タレントが受賞したことから話題作りのためだろう、と否定的な意見

次回作に期待

芥川賞候補とお聞きして、先日購入し2時間で読了しました。今まで芸人さん等が書いた類のイロモノは読んでこなかったので、かなり食って掛かって読みましたが、思ったよりも好感が持てた、と言うのが素直な感想です。

先ず、良いと思った点。純文学らしい、「人間の奥底にある、取るに足らない問題」を主題としている所。主人公の心情や性格が作りこまれており(これは作者自身の事かもしれませんが)、彼の人生の生きづらさや迷い、憧れ、守りたいものが読者に訴えかけられ、私たちは自然と自分の人生や考えを顧みさせられます。また、登場人物において素晴らしかった点は、全ての人間が人間臭い事です。陽と陰の部分が脇役においても細かく書き込まれ、生臭さを感じさせられます。

文体については、賛否両論あるようですが、自分は、大正・昭和初期の文学を彷彿とさせるような言葉の言い回しに好感が持てました。崩れたと思ったら、固い文になる、という事に違和感を持つ人もいると思われますが、自分はピシっと空気が締まる雰囲気がして、芥川龍之介の晩年の作品を思い起こしました。しかし、文体は好みもありますし、作者の書き方だとペダンチックだと受け取る人も少なからずいると感じます。

さて、この「火花」は全体を通して見てみると、かなり時間の流れがずさんだと感じられます。時折、読者が主人公の時間の流れに置いていかれる感じもありました。中々読みにくかったと仰っている方々はこの時間の流れについて行きづらかったのではと思います。また、主人公が自分の考えを述べている時、これは作者の独白文のような印象を受けました。読者は物語からは置いていかれ、作者のワンマンショーを見させられている気分にもなります。この点においては太宰的と言えばそうなのですが、若干くどい感がありました。

まだまだ、もっとこの作者は作品を書き続けるべきだと感じました。もう2,3作書いて、洗練されたものになることを期待しています。

引用元:火花

歴代の受賞者では「 蹴りたい背中 」の綿矢りさ氏は19歳、「 蛇にピアス 」の金原ひとみ氏は20歳で受賞されています。
また、「 夏と花火と私の死体 」の乙一氏は17歳で(執筆時は16歳で)ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞されていることから、著者を批評するのは文学そのものを否定するに等しい行為だと思います。

できれば、読んでみてから批評してみませんか?

個人的には読書が嫌いではありませんから、私が又吉氏の「火花」を批評するのであれば、読んだあとにしたいものです。
世間的に「面白い」とされる作品でも自分にはつまらなかったり、その逆も当然あります。

日中の日差しが強くて出歩くのも億劫なこの季節、世間で話題になっている一冊を屋内・日陰で読む時間に充ててみてはいかがでしょうか。

最後に。
実はまだ、件の「火花」を読んでいません。過去の記事で取り上げた「伊坂幸太郎」氏と「乙一」氏をはじめ、積読の書籍が少なくないため、私の「花火」批評はもう少しあとになりそうです。

tsundoku

引用元:投稿者私物

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